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100th ANNIVERSARY NEWS

「日本アニメ」公開100周年――

世界に誇る芸術と文化が日本で育ったワケ。

 今や世界に誇る文化となった日本アニメが今年100周年を迎えた。日本最古のアニメ作品は1917年の『凸坊新画帖、芋助猪狩の巻』だとされている。この頃はまだ絵が動くだけで音声はなかった。アニメに本格的な音声が加えられるようになったのは1929年。ウォルト・ディズニーが制作した『蒸気船ウィリー』からだ。あのミッキー・マウスが誕生した映画で、世界的な大ヒットを記録。ディズニーの影響は世界に浸透し“アニメは子ども向け”という意識が世界中に浸透した。こうしたアニメに対する考え方は戦後まで引き継がれていく。

 1953年に民放テレビが開局すると番組内の一部でアニメが使用されるようになった。一方でアニメとともに当時の子どもたちを熱中させたのが漫画だ。1959年に『週刊少年マガジン』と『週刊少年サンデー』が創刊され、空前の漫画ブームが到来。そんな中、日本のアニメ・漫画界の原点となる偉大な才能が誕生する。それが手塚治虫だ。

 すでに売れっ子漫画家になっていた手塚がアニメ制作に乗り出したのは、幼少期からディズニーアニメに憧れていたからだと言われている。1963年人気漫画『鉄腕アトム』のアニメがテレビで放映。最高視聴率40%を超える大人気シリーズとなり、この成功が「漫画原作のテレビアニメ化」という慣例を築いた。手塚治虫の成功をなぞるように漫画雑誌が作家を育む土壌となり、人気漫画はテレビアニメ化されて広くお茶の間に浸透した。漫画とアニメは互いに好循環を生み、世界でも例を見ない膨大な本数のアニメ作品が制作されたのだ。

 市場は拡大の一途をたどり、手塚作品を手本にしたクリエイターたちは、アニメや漫画というファンタジー世界で、社会性やリアリティーを追求していく。宮崎駿が『風の谷のナウシカ』で環境破壊などの社会問題をテーマに盛り込めば、大友克洋が『AKIRA』で遠近法や精緻な身体描写を用いて世界のクリエーターたちに衝撃を与えた。このような日本発のイノベーションは、世界に新たなアニメ表現を知らしめることになり、革新的な「ジャパニメーション」として唯一無二の評価を得た。

 こうして手塚治虫を原点として紡がれた日本のアニメ作品は“子ども向け”の枠を大きく越え娯楽性と芸術性を兼ね備えた“映像作品”へと独自の進化を遂げたのだ。

 

※この記事はウゴパン特別号(2017年9月28日発行)に掲載されたものです。

鉄腕アトム,日本アニメ,100周年,手塚治虫

1980年に日本テレビで放映されたカラー版アニメの『鉄腕アトム』。世界各地で放映され、現代のロボット研究者たちに多大な影響を与えた。手塚治虫がみずから脚本・演出を手がけた最後の鉄腕アトム作品。手塚治虫こそが日本の漫画・アニメ文化の原点だ。

(C)手塚プロダクション

君の名は。,日本アニメ,100周年,新海誠

2016年に大ヒットした新海誠監督の長編アニメ映画『君の名は。』の興行収入は約250億円で国内興行収入は歴代4位を記録。3DCG素材を活用した精緻な背景描写など、新しいアニメの可能性を切り拓き、世界でも高い評価を得た。

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