ウゴパンとは? ウゴパンのバックナンバー ウゴパンのニュース記事をピックアップ こくしかん人図鑑 ウゴパンの設置場所 ウゴパンに関するお問い合わせ 国士舘大学ホームページ

HOMENEWS INDEX→ARTICLE

ウゴパンに掲載された話題のニュース記事をピックアップして公開!

スマホアプリはどうして無料なのに儲かるの?

知っておきたい「フリーミアム」。

 コミュニケーションツールとして欠かせなくなった『LINE』や一大ブームを築いた『パズドラ』などのアプリ。今さらだけど、これらのサービスは、どうしてタダで使えるのだろう? 経営学部経営学科の田中史人准教授に聞いてみた。

 「無料アプリの収益方法には、様々な方法があります。一つは広告収入です。わかりやすい例だと『YouTube』ではじめに出てくる企業広告。これは企業から広告料をもらって収益を上げるという仕組みです。

 そしてもう一つ、現在主流なのが“フリーミアム”という収益化の手法です。これは無料のサービスやコンテンツに追加して、有料なモノを提供する方法のこと。『Amazon』や『Yahoo!』のプレミアム会員(有料会員)システム、ゲーム内での課金システムがそれです。最近では『LINE』もスタンプ販売だけではなく有料の音楽配信サービスをはじめました。フリーミアムという収益化モデルは、現在のビジネスに欠かせないキーワードなので、就活生は覚えておくべきですね」。

 フリーミアムとは、基本的なサービスを無料(フリー)で提供し、一部のサービスを有料(プレミアム)で提供するビジネスモデルを指す。近年は有料アプリが著しく減少し、今や全世界アプリ売上の92%がフリーミアムの手法をとっている。

 「SNS最大のメリットは一般消費者のトレンドやニーズを収集できることにあります。例えば、誰かが『Twitter』でつぶやいたことが、リツイートによって拡散されていけば、トレンドを測る貴重なマーケティングデータになります。さらに『Google』などの検索エンジンは、検索ワードから世界中の人々のマーケティング動向を探ることができる。こうした“情報”が価値と収益を生むのです」。

 ネットの検索ワードやツイートには、アンケート調査などでは測れない生活者の“リアルな欲望”が表れるため、いわゆるマーケティングリサーチよりも鮮度の高い情報を集めることができる。今やビジネスには欠かせない無料アプリや検索エンジン。社会人になる前に、その裏側の仕組みを知っておいたほうがいいだろう。

※この記事はウゴパン42号(2016年4月4日発行)に掲載されたものです。

LINEやスマホゲーム、YouTubeやマンガアプリなどが無料で楽しめるのは、フリー(無料)な基本サービスの中に、プレミアム(有料)サービスがあるから。ゲームの課金アイテム、LINEのスタンプやミュージック、YouTubeのプレミアム会員などが収益を生んでいるのだ。

田中史人

田中 史人 准教授

国士舘大学経営学部経営学科准教授。中央大学大学院商学研究科博士課程修了。博士(経営学)、中小企業診断士。専門は事業創造、ベンチャービジネス。著書に、『現代日本企業の競争力―日本的経営の行方―』(共著)、『地域企業論~地域産業ネットワークと地域発ベンチャーの創造~』(単著)など。

国士舘大学経営学部のページへ

© 2015-2016 Kokushikan University, All Rights Reserved.