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ウゴパンに掲載された話題のニュース記事をピックアップして公開!

知らぬ間にすり込まれているダイエット意識。

やせ型女性の増加は嬉しいニュース?

 昨年12月、「やせ型女性が過去最多!20代の5人に1人以上!」というニュースが流れた。厚労省が発表した平成25年度「国民健康・栄養調査」でBMI値18.5未満のやせ型の女性が全体の12.3%で、過去最高となったらしい。スリム体型に憧れる女子にとっては喜ばしいニュースのようにも聞こえるが、やせすぎによる健康被害を指摘する声も多い。悩み多き女子の理想的な体型について、文学部教育学科の鈴木裕子准教授に聞いた。

 「やせ型が増加しているというのは数字のトリックでしょう。厚労省の調査資料をよく見てみると、平成25年度の20代女性のやせ型は21.5%で、平成21年度の24.6%に比べて3%以上減少しているのです。マスコミはことさら若い女性のやせすぎやダイエットの危険性を強調して報道しがちです。

 また、BMI値だけで体型を判断するのは危険です。BMI値は身長と体重のバランスを計る単純な計算方法ですから、人によっては筋肉質のためBMI値が高かったり、逆に値が低くてもやせて見えない場合もありうるのです。BMI値を気にしすぎることは、あまりおすすめできません」。

 厚労省や新聞社がダイエットの危険を指摘する一方で、テレビ番組や雑誌ではダイエット方法をとりあげたものがヒットする。中には誤解を招く情報も多いため、鵜呑みにして間違えたダイエットをすると、思わぬリスクを伴うことがある。

 「モデルのような体型に憧れること自体は決して悪いと思いません。しかし、誤ったダイエットによって、体力が低下したり、貧血になるだけでなく、生理が止まって子どもが産めない体になったり、摂食障害の引き金になってしまうこともあるのが心配です。体重さえ減れば美しく見えるとは限りません。まずは自分の骨格や体質に合った体型を知ることが肝心です。ダイエットをするなら、栄養に関する最低限の知識を身につけて、正しい方法で。それが、健康的にスリム体型を手に入れる第一歩になるはずです」。

※この記事はウゴパン39号(2015年6月29日発行)に掲載されたものです。

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「やせ型が増えている!」と指摘する厚労省や新聞社。それとは逆に、手を替え品を替えダイエット商品や関連情報を売るメーカーやマスコミ。大切なのは情報に振り回されず、自分の体質と栄養についてよく知ること!

鈴木裕子

鈴木 裕子 准教授

国士舘大学文学部教育学科准教授。横浜市の養護教論、教育委員会健康教育課・指導主事を経て国士舘大学へ。専門は学校保健、学校健康教育。著書(共著)に『改訂 保健室経営マニュアル』など。

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