ウゴパンとは? ウゴパンのバックナンバー ウゴパンのニュース記事をピックアップ こくしかん人図鑑 ウゴパンの設置場所 ウゴパンに関するお問い合わせ 国士舘大学ホームページ

HOMENEWS INDEX→ARTICLE

ウゴパンに掲載された話題のニュース記事をピックアップして公開!

もうオタクだけの趣味じゃない!?

女性ファンも急増中の現代アイドルの魅力とは?

 アイドル好き=オタクっぽい。そんなイメージを抱いているのなら、ちょっと時代遅れかもしれない。日本のアイドルは、いまや各方面から熱い注目を浴びる一大カルチャーに成長しているという。自身もアイドル好きで、日本語学が専門の文学部文学科・中村一夫教授に聞いてみた。

 「昨年、安倍内閣が成長戦略の一つに挙げる“クールジャパン”推進会議のメンバーにAKB48のプロデューサーである秋元康氏が選ばれ、アイドルがトピックとして扱われました。その背景には国内外でのアイドル需要の拡大があると思います。かつて日本のアイドルは欧米の価値観にそぐわないとされてきましたが、最近では数々のアイドルグループが海外でのライブを成功させるなど、世界的に関心が高まっているのです」。

 日本のアイドルの快進撃には目を見張るものがある。昨年7月にはPerfumeがドイツ、イギリス、フランスでの欧州ツアーを行ない、計3万2500人を動員。AKB48やももいろクローバーZも欧米で行われたライブイベントに参加し、一部の海外ファンを熱狂させた。

 トップアイドルたちが活躍の場を世界に広げる一方で、国内では地下アイドルやご当地アイドルが続々と登場。裾野が大きく広がったブームは、意外なファン層を獲得している。

 「女性アイドルのライブ会場で、若い女性を見かけることが多くなりました。現代のアイドルは昔のように男性だけが追い求める理想像ではなくなりつつあります。握手会やライブ、SNSなどでの交流を介して、より身近な存在となったことにより、アイドルの魅力が単なる“憧れ”から“共感”へと変わったことが大きいのではないでしょうか。また、これまでのアイドルでは表現できなかった“多様な音楽性”もファンの裾野を広げている要素と言えます」。

 人気女性誌「an・an」(2月5日号)のアイドル特集によれば、同性アイドルに憧れる女性が急増しているという。その理由は“がんばる姿”に胸を打たれるから。地道な活動からスターへの道をひた走るアイドルたちの一生懸命な姿に、ファンは自分を重ね合わせているのかもしれない。若い世代には何かと厳しい世の中だけど、応援するアイドルとともに一歩一歩努力を積み重ねて、共に夢を叶える。そんなアイドルの楽しみ方もありかもしれない。

※この記事はウゴパン33号(2014年4月3日発行)に掲載されたものです。

可愛いは「PRETTY」とも「CUTE」とも違う。訳せる単語がないから「KAWAII」なのだ。「日本には未成熟なものを愛でるという独自の文化がある」(中村教授)とのこと。アイドルの「KAWAII」は性別や国境を越えて多くの人に元気を与えているようだ。

中村 一夫 教授

国士舘大学文学部文学科教授。大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。専門分野は日本語学(平安・鎌倉時代)。著書に『源氏物語の本文と表現』(単著)、『日本文学どっとコム』(共著)など。推しは「BELLRING少女ハート」。

国士舘大学文学部のページへ

© 2015-2016 Kokushikan University, All Rights Reserved.