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国士舘大学在籍のちょっとスゴイ人にクローズアップ!その活躍と内に秘める素顔を紹介する人気連載をWEBで公開!

マリチュウ,Marichu
VOL.38 Marichu

マリチュウさん(21世紀アジア学部 2015年3月卒業)

 

1992年8月27日生まれ。東日本国際大学附属昌平高等学校出身。日本人の父とフィリピン人の母を持つハーフ。「子どもの頃ははっちゃけてましたよ。走ることが大好きで、いつも好きな男の子を追い掛け回してました」という南国の情熱がかいま見える女子。今冬、初めて行ったスノボに見事にハマってしまい、ウェアを買おうか考え中とのこと。いまどき珍しいテレビっ子で、深夜番組が大好物とか。スパイラルミュージック所属。

 一昨年末に解散したアイドルグループ「多国籍軍」に所属。現在は単独で芸能活動を続けているマリチュウさん。フィリピンで生まれ、日本で暮らしはじめたのは4歳から。来日当時、日本語がまったくわからなかった彼女が、教材代わりにしたのはもっぱらテレビだった。テレビの向こう側のニュースキャスターやタレントの発する言葉を口真似し、その意味を父から教わる毎日。いつしか言葉には不自由しなくなくなり、気が付けばブラウン管の向こう側の世界に憧れていた。そんなマリチュウさんは、物心ついたときには誰彼かまわず周りの人間にこう言ってまわっていた。「わたし、芸能人になる!」。もちろん学校の卒業文集にも書いた。将来の夢ではなく決意表明として……。

 テレビは日本語の教材であり、自分の将来像を描くきっかけを与えてくれた。そして彼女の夢は、「多国籍軍」で2年余り活動することで一応は叶えられるのだが、同時に頭痛の種も抱え込んでしまう。ファンが求めるアイドル像と自身のキャラクターのギャップが重荷になったのだ。「方向性を見失ってしまい、自分は何がしたいんだろうと思ったこともありました」。しかしある時、「マリチュウはアイドルよりモデルのほうがウケる顔立ちだよって、ファンの人から言われたんです」。そんなきっかけから、ハーフであることを活かしたタレント活動ができないかを、考えはじめるようになる。

夢の舞台で味わった「挫折」を糧に――

可能性を発揮できる新たなステージへ!!

 悔し涙と戸惑いに満ちていたアイドル時代も、今なら冷静に振り返ることができる。「本当にいい経験だったと思います。他の人から見れば失敗だったかもしれないけど、それだって成功していたら経験できないことですよね?」。確かに、彼女自身は気付いていないが、今回の撮影中の豊かな表情やコミカルなポーズは、アイドル経験なくしてできないもの。いままでの経験は決してムダにはなっていないのだ。アイドル時代は仕事がいつ入るかもわからなかったため、バイト経験は一切ない。だから“安定”とは程遠い生活を送らざるを得なかった。

 アイドルにひと区切りをつけようと考えている現在、彼女はすでに次のステージを見すえて動きはじめている。「歯科衛生士の資格を取りたいから、学校に入るための学費を稼いでいるんです。そして、働きながら次の芸能活動にチャレンジしたいと思っています」。さらに彼女はこうも言っていた。「悩んだことで一つ大人になれたからこそ、いろいろなものが見えてきました。夢に近づく道は一つじゃないってこともわかってきましたし。他人任せじゃなくて、自分で道をつくることも広げることもできるんですよね」。インタビューに真剣に答えながらも、合間にツッコミを入れてくる。こんな経験は本コーナーでは初めてのことだ。それだけのトークスキルとポジティブさがあれば、チャンスは必ずあるはずだ。

 

※この記事は2015年4月3日発行号のものです。

マリチュウ,Marichu

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